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ザッハリヒカイト。

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友に私の感情的な写真を見てみたいといわれ、
最初はそのコトバにあまりピンとこなかったのです。

けれど確かに私の写真はクールかもしれません。

対象に感動を覚えてシャッターは切るけれど、
視点は非常にクールです。

情を写し取ることより、
それを構成しているモノそのものを
淡々と撮ることに興味があるのでしょうね。



Sachlichkeit(ザッハリヒカイト)

そういわれたこともありましたっけ。


自分じゃ全然意識がなくて
人に言われて気づいたこと。


ザッハリヒカイトというのは『即物主義』のことで
私の好きな写真家カール・ブロスフェルトは
この美術運動の一員だったようです。

そんなこと全然知らなかったし、
まったく意識したこともなかったけれど、
自然と求めていたものがSachlichkeitだったのかもしれません。



昨日神宮外苑で撮った写真。
お気に入りの一枚。

人とモノと風景が『構成している』瞬間は
私にとって一番興味深い被写体です。



もしも私が『写真』を撮るとしたら
追求したいのはこういう世界だろうな・・・

と今ふとそんなふうに思いました。

自分の中で少しだけ何かが繋がったような感じがします。



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by zum-Beispiel | 2010-03-23 21:18 | 写真のこと。


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